こんにちは。
いわまる歯科クリニック鎌ケ谷、院長の岩丸です。

院長プロフィール

いわまる歯科クリニック鎌ヶ谷のブログでは、歯医者さんでの治療内容について、患者様からご質問を多く受ける内容について、解説しております。

今回は、「親知らずは抜いた方がいいの??」です。

 

そもそも、『親知らず』とは、『真ん中の歯から数えて、8番目にある、一番奥の歯』のことです。

「親知らずが横向きに生えていたので抜いてもらった!」

「親知らずを抜いたら、歯茎がすごく腫れて辛かった!」

などという話を、周りの人から聞いた事がある人も多いのではないでしょうか?

 

では、親知らずは、絶対に抜かなければいけないのでしょうか?

 

 

答え↓↓↓

 

 

 

 

絶対ではありません!!!その親知らずの状態によります!!!

 

抜いた方がいい親知らずの特徴は、次の通りです。。。。

1、虫歯になっていて、痛みの原因になっている!

2、中途半端に生えていて、歯茎がピロピロしている。そのため汚れがたまり、歯茎が炎症を起こしてしまっている!

3、横向きに生えていて、7番目の永久歯との間に物が詰まり、虫歯や歯肉炎の原因になる!

などです。

まとめると、「悪さをする親知らずは、抜いた方が良い!」ということですね。

親知らずを抜歯することになったら、こちらのページをご覧ください。

 

 

反対に、抜く必要のない親知らずの特徴は。。。。

1、まっすぐ生えていて噛み合っており、食事の時に活躍している!

2、噛み合っていないけど、まっすぐ生えていて、虫歯にもなっていないし、痛みや腫れの原因にもなっていない!

などです。

まとめると、「悪さをしていない、悪さをする恐れのない親知らずは、抜く必要が無い!」ということですね。

 

 

ここからは余談ですが、、、、

悪さをしていない親知らずには、利用価値もあるのです。

なんのことかと言うと、「他の永久歯が、抜歯になったとき、親知らずを移し替えられるかもしれない」と言うことです。

これを「自家歯牙移植」と言います。

歯が割れてしまったり、根の先の病変が治らなかったりして、抜歯になったとき、そこに歯を補う必要があります。

この時出てくる方法が、インプラント、ブリッジ、入れ歯の3通りです。この3つの方法については、こちらの記事をご参照ください。

親知らずが残っている場合、まず検討するのが、この「自家歯牙移植」なのです。

この「自家歯牙移植」は、歯、噛み合わせ、骨の状態など、条件が揃わないと行うことはできませんが、もし条件が揃えば、「歯を失った部分をまた自分の歯で補う事ができる」素晴らしい方法だと思います。

 

ふーん。では、自分の親知らずはどうなんだろう??

そんな時はお気軽にご相談ください。