顎関節症って、どんな病気? いわまる歯科クリニック鎌ケ谷 IDC鎌ヶ谷
2021年09月9日
こんにちは。
いわまる歯科クリニック鎌ケ谷、院長の岩丸です。
いわまる歯科クリニック鎌ヶ谷のブログでは、歯医者さんでの治療内容について、患者様からご質問を多く受ける内容について、解説しております。
今回は、「顎関節症について」です。
顎関節症では、次のような症状が特長的です。
1、顎が痛い
2、口が開けられない
3、顎を動かすと音がする
ここまでで、「自分はそうかも?」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。
顎関節症が疑われる時、歯科医院にくと、どんなことをしてもらえるのか、ご紹介していきます。
まずは、診査診断!
顎の動きや、痛みの部位、いつから痛いのか?痛みや音の出方がどのように変化してきているのか?などを伺います。その上で、レントゲン写真の撮影を行い、顎の骨に異常がないかを調べます。
ここまでで、この顎の痛みや音がする事の原因が、何にあるのかを推測します。
顎の痛みや不具合の原因が何かを、よく調べて、それに基づいて治療を行う。このことが重要です。
原因によって、対処法が、何通りかあります。
まず、筋肉や靭帯に痛みがある場合。この時は、筋肉のストレッチや、痛みの緩和に必要な鎮痛剤の処方を行って、症状の緩和を測ります。
次に、顎の関節の軟骨の位置にズレがある場合。この時は、このズレを是正することが可能かを顎のストレッチを行って様子を見てみます。「円板整位運動」というストレッチです。
また、顎の関節の軟骨がズレて、引っかかってしまっていることが原因でお口が開かない場合、歯科医師の施術により、元の位置に戻すことが可能であれば、開口不能の解除を試みたり、それが難しい場合には、お口を開けるためのストレッチを行って、解決を試みます。
どの治療法が必要なのかは、実際に診察して、検査を行い、診断しないとわかりません。
かといって、歯科医院に受診したら、どんなことをしてもらえるのか?全くイメージがつかないと、いくのが不安ですよね。その不安が少しでも軽減されればと思い、今回のブログを書いてみました。
これは、顎関節症に限ったことではありませんが、どうして問題が起きたか「原因を考える」そして「原因を取り除く」そのあとで、壊れてしまったものをできるだけ身体に合った形に元どおりに戻す。ということが、「治療」において大切なことではないかと、考えております。そのため、当院では「今の状態と問題の原因を詳しく調べる検査」「状態や原因、治療方針を患者様にご理解していただくための時間」「納得していただいた上で、適切な治療をすること」を重視しております。