顎関節症でよくある
「4つの症状」。
あなたはどれに当てはまりますか?
- 顎が痛い
- こめかみが痛い
- 口を開きにくい
- 口を開けるとカックンと音がする
「顎咬合学会」で作られた、簡易問診表を掲載します。
これに当てはまる人は、顎関節症の可能性が高いので、歯科医院での検査をお勧めします
咬合スコアとは、日本顎咬合学会が作った噛み合せのセルフチェックシートです。
咬合スコアの合計により3つのグループに分かれます。
下記の質問のうち回答肢であてはまるものにチェックを付け、「点数をチェックする」ボタンを押してください。
最近1ヶ月についておたずねします | |||
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ほとんどない | 少しある | ある | |
1噛み合わせの位置が定まらないと感じたことはありますか? |
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2口が思うように開かなかったり、顎がスムーズに動かないことがありますか? |
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3噛み合わせの高さに不満を感じたことがありますか? |
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4自分の歯並びが気になることがありますか? |
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5歯ぎしりや歯を強く噛みしめる癖がありますか? |
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6左右どちらか一方で噛むくせがありますか? |
あなたの咬合スコアの合計は点です。
このチェック表で、すべての噛み合わせの異常が発見できるわけではありません。また、チェック表で9点以上になった場合でも、必ずしも治療が必要とは限りません。 治療の内容などは一人ひとり異なります。これらの項目以外でも気になることがあれば、お気軽にご相談ください。噛み合わせだけでなく、健康なお口を維持するために、定期的に歯科医院を受診しましょう。
お答えします。
顎関節症の原因は「噛み合わせの不具合」です。
口を閉じた時、一見すると上下の歯が噛み合っているように見えるかもしれません。
しかし食べ物を噛む時、歯を前後左右にすり合わせたときの噛み合わせに問題があることがあります。
普通に口を閉じた時には問題がなくても、歯をすり合わせた際、歯が引っ掛かる部分があると、引っかかりが原因で顎の関節の中にある軟骨(関節の中の座布団)がずれることがあります。それが「こめかみの痛み」や「カクカクという音」として現れてくるのです。
治療法には4通りあり、それらを組み合わせることもあります。
当院では、従来のような「経験や勘」に頼った診査診断ではなく、各種機器・装置を活用した診査診断システムを導入しております。当院で行っている診査診断の一部をご紹介します。
人によっての歯や顎の構造は異なります。これらの構造を把握するために多くの歯科医院がレントゲン撮影を試みるのですが、レントゲンでは「平面」としてしか捉えることができないため、正確な構造を知ることは極めて困難だと言えます。
歯科用CT(三次元立体画像撮影装置)を利用することで、二次元レントゲンでは見えない部分も可視化することができ、より一層精密な診査・診断、そして治療が可能になります。当然、噛み合わせを考慮する際もプラスの効果を発揮します。
「フェイスボウトランスファー」と「半調節性咬合器」というものを活用することがあります。これらを利用することで、患者さん固有の頭の位置と顎の位置の関係を把握し、噛み合わせの状態を把握することができます。
患者さんのお口の状態を模型に起こして、模型上で様々な角度で診断ができるため、どこが問題なのか、何が問題なのかを精密に分析することができます。
顎関節症は「歯並びや噛み合せの悪さ」「生活習慣」「ストレス」「姿勢の悪さ」など様々な要因により、顎を中心として関節や筋肉などが不調和を起こすことで生じます。
これらの要因が複数組み合わさっているケースもあります。顎関節症を治すには、まず思い当たる部分から解決していく必要があります。
「こめかみの痛み」に苦しまれている方は意外と多く、大半の方は内科、耳鼻科、口腔外科の医師か、鍼灸・整体を受診されているようです。
それだけでなく、歯科医院での「噛み合わせ診断」も1つの選択肢であることをお伝えしたいと思います。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。ご興味がある方は下記からお問い合わせください。