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【もしかして歯周病…?】怖がらなくて大丈夫!あなたのお口を守るための優しい「歯周病」のお話

2026年04月1日

こんにちは!院長です。

毎日の歯磨きでお口をゆすいだ時、「あれっ、ちょっと血が混じってる…?」とヒヤッとした経験はありませんか? あるいは、朝起きた時にお口の中がネバネバする、家族に「ちょっと口の臭いが…」と指摘されてショックを受けた、なんてことはないでしょうか。

「これって、もしかしてCMでよく聞く歯周病?」 「でも、歯医者に行ったら痛いことされるかもしれないし、怒られそうだし…」

そんな不安を抱えて、スマホでこのページにたどり着いてくださったあなた。まずは、この記事を見つけて読んでくださって、本当にありがとうございます。

結論からお伝えしますね。 「もしかして?」と思ったら、恥ずかしがらずに、そして怖がらずに、まずは私たちに見せに来てください!

今日は、ちょっと聞きなれない難しい言葉も出てくる「歯周病」について、できるだけわかりやすく、そして皆さんの不安が少しでも軽くなるように、じっくりとお話ししていきたいと思います。

「沈黙の病気」って呼ばれているの、知っていますか?

まず、歯周病ってそもそも何なのでしょうか? 一言でいうと、「歯を支えている骨(歯槽骨)が、細菌の感染によって溶かされてしまう病気」です。なんだかホラー映画みたいで怖いですよね。

歯周病の厄介なところは、「初期段階ではほとんど痛みがない」ということです。虫歯のようにズキズキ痛めば誰でも慌てて歯医者に駆け込みますが、歯周病は静かに、そしてゆっくりと進行していきます。だからこそ「沈黙の病気(サイレント・ディジーズ)」なんて呼ばれたりするんです。

こんな症状、当てはまりませんか?

  • 歯磨きをすると、歯茎から血が出る

  • 歯茎が赤く腫れている、またはブヨブヨしている

  • 朝起きると口の中がネバつく

  • 口臭が気になるようになってきた

  • 昔に比べて、なんだか歯が長くなった気がする(歯茎が下がってきた)

  • 硬いものを噛むと、歯がグラグラする、痛い

もし一つでも当てはまったら、それはお口からのSOSサインかもしれません。でも、「やばい、たくさん当てはまる…」と落ち込まないでくださいね。早く気づけたこと自体が、実はとてもラッキーなことなんですよ!

早期発見がカギ!そして「お口の中だけの問題」じゃないんです

なぜ私たちが「早く診せてくださいね」と口を酸っぱくして言うのか。それは、歯周病は早期発見・早期治療、そして重症化の予防が何よりも重要だからです。 歯を支える骨は、一度大きく溶けてしまうと、元の状態に完全に戻すことは非常に困難になります。家で例えるなら、土台の基礎がシロアリに食べられてグラグラになっている状態です。家が倒れる前に、一刻も早く補強しなければなりません。

さらに、最近の研究ではもっと怖いことが分かっています。 歯周病は、ただ「歯が抜ける病気」ではないんです。実はお口の中の細菌が血管に入り込み、全身に悪影響を及ぼすことが明らかになっています。

特に「糖尿病」と歯周病は、お互いに悪化させ合う「最悪の悪友」のような関係です。糖尿病があると歯周病が治りにくく、逆に歯周病を治療すると糖尿病の数値が改善することがあります。また、「タバコ」も歯周病の大敵です。血管を収縮させてしまうため、歯茎の血の巡りが悪くなり、症状が隠れて重症化しやすくなります。

だからこそ、私たちは治療の前に、皆さんの「全身の状態(基礎疾患の有無や生活習慣)」をしっかりとお伺いします。当院では、お口の中だけを診るのではなく、必要であれば食事や栄養の観点など、全身の健康状態を一緒に見直していくような視点も大切にしています。お口の健康は、全身の健康の入り口ですからね!

歯医者さんに行ったら、何をされるの?~歯周病治療のリアル~

「よし、行ってみようかな。でも、具体的に何をされるのか分からないからやっぱり怖い…」 そうですよね。見えないお口の中で何をされるか分からないのは恐怖です。ここで、当院の歯周病治療のステップをこっそりお教えします。いきなり痛いことはしないので安心してくださいね!

① まずは作戦会議と「毎日のトレーニング(口腔衛生指導)」

実は歯周病治療って、ジムでの筋力トレーニングとすごく似ているんです。私たちがどんなにクリニックで頑張って汚れを落としても、毎日ご自宅でのケアが間違っていれば、またすぐ細菌は増えてしまいます。 ですから、まずは歯科衛生士という「お口のパーソナルトレーナー」が、あなたにピッタリの歯ブラシの選び方や、正しい磨き方を優しく指導(口腔衛生指導)します。これが一番大切で、一番効果のある治療の第一歩です!

② 敵の鎧を剥がす!「歯石の除去」

毎日の歯磨きでは落としきれず、石のようにカチカチに固まってしまった汚れを「歯石」と呼びます。これは細菌の強力なマンションのようなものです。専用の器具を使って、この歯石を丁寧に取り除いていきます。少しチクチク感じることもあるかもしれませんが、終わった後は歯の表面がツルツルになって、とっても気持ちいいんですよ!

③ それでも手強い敵には…「歯周外科治療」と「再生療法」

歯石を綺麗にしても、どうしても歯茎の奥深くに隠れている細菌が取りきれない、あるいは骨が溶けてしまっている重症の場合は、次のステップへ進むことがあります。 歯茎を少しだけ開いて、奥底の汚れを直接目で見て綺麗にお掃除する「歯周外科治療」です。さらに、条件が良ければ、特殊なお薬を使って溶けてしまった骨や組織を回復させる「再生療法」という高度な治療を行うこともあります。現代の歯科学は進歩しています。「もうダメかも…」と思う歯でも、救えるチャンスはたくさんあるんです。

④ 【重要】「抜歯(歯を抜くこと)」も、立派な治療です

最後にお伝えしたい、少し厳しいけれど大切な真実があります。それは「抜歯も歯周病治療の大切な選択肢の一つ」だということです。

「えっ、歯医者なのに歯を抜くの?残してくれないの?」と思われるかもしれません。もちろん、私たちはプロフェッショナルとして、あなたの歯を一本でも多く残すために全力を尽くします。 しかし、グラグラで噛めず、周りの骨をどんどん溶かし続けている歯を無理に残すことは、例えるなら「カゴの中の腐ったリンゴ」をそのままにしておくようなものです。そのまま放置すれば、隣の健康な歯の骨まで溶かしてしまい、道連れにしてしまいます。

全体のお口の健康を守るため、そしてこれ以上骨がなくなるのを防ぐために、あえて「戦略的に歯を抜く」という決断をお願いすることがあります。これは諦めではなく、あなたの未来のお口を守るための、前向きな「治療」なのです。どうか、その時は一緒に最善の方法を考えさせてくださいね。

卒業はありません。ずっと続く「二人三脚」のメンテナンス

無事に治療が終わって、歯茎が引き締まり、血も出なくなった! 「先生、これで歯医者通いとはオサラバですね!やったー!」

…と言いたいところですが、ちょっと待ってください(笑)。 ここからが本当のスタートです。歯周病は、油断するとすぐに再発してしまう病気です。せっかく手に入れた健康なお口を維持するためには、美容院に通うような感覚で、定期的にクリニックでプロのクリーニング(維持管理・メンテナンス)を受けることが絶対に必要です。

これからは「治療」のために来るのではなく、「お口のサッパリ感」を味わうために、笑顔で定期検診にいらしてください。私たちも、皆さんの健康な笑顔に定期的にお会いできるのが一番の喜びなんです。

最後に:勇気を出して、まずはご相談を!

いかがでしたか?歯周病治療について、少しでもイメージが湧いて、恐怖心が薄れていたら嬉しいです。

「ずっと放置していたから、先生に怒られるんじゃないか」 「ボロボロの口の中を見せるのが恥ずかしい」

そんな風に悩んで、一人で抱え込んでいる時間は本当にもったいないです!私たち歯科医師やスタッフは、毎日たくさんのお口の中を診ています。どんな状態であっても、私たちが考えるのは「どうやって怒ろうか」ではなく、「どうやってこの方を笑顔にしようか」ということだけです。

痛いことや無理な治療を、勝手に進めることは絶対にありません。 まずは「ちょっとお話ししに行こうかな」「相談だけしてみようかな」という軽い気持ちで大丈夫です。

あなたの勇気ある一歩を、スタッフ一同、優しい笑顔でお待ちしております!

【歯医者が怖いあなたへ】「歯がボロボロで恥ずかしい…」そんな方にこそ読んでほしい、当院のヒミツのお話

2026年03月24日

こんにちは!院長です。 突然ですが、皆さんは「歯医者」って好きですか?

……はい、聞こえてきます。「好きなわけないだろ!」「できれば一生行きたくない場所ナンバーワンです!」という皆さんの心の声が(笑)。

無理もありません。あの特有の「キーン」という音、何をされているのか見えない恐怖、そして口を開けたまま身を任せなければならない無防備さ。歯医者である私自身でさえ、もし自分が患者の立場だったら「喜んで行きたい!」とはなかなか思えません。

実は私も、たまに飲み会から帰ってくると「あー、今日はもう眠い……歯磨き面倒くさいな……」とソファの上で葛藤する普通の人間です(当院の優秀な歯科衛生士たちには内緒にしておいてくださいね!)。

さて、今日のブログは、「歯医者が怖くて、ずっと行けずに放置してしまった」「自分の歯がボロボロすぎて、先生に見せるのが恥ずかしい」と、一人で悩んでいるあなたに向けて書いています。

「こんなひどい状態になるまで放っておいて!」と怒られるんじゃないか。 「うわっ、汚いな」と呆れられるんじゃないか。

そんな不安で胸がいっぱいになり、当院のホームページやこのブログを、今まさにスマホでビクビクしながら読んでくださっているのではないでしょうか。

結論から言います。 まったく心配いりません。どうか、安心して、そのままのあなたでいらしてください。

今日は、歯医者が怖くてたまらないあなたが、少しでも「ここなら行ってみようかな」と思えるように、当院の「絶対にいきなり歯を削らない、安心の診療ステップ」について詳しくお話しさせてください。


誤解しないでください。私たちは「怒る」ためにいるのではありません。

「虫歯を何年も放置してしまって、歯の頭がなくなって根っこだけになっている」 「歯茎から血が出るし、口臭も気になって、人と話すのが怖い」

患者様の中には、ご自身の口の中を「見せるのが申し訳ない」と仰る方が本当にたくさんいらっしゃいます。 でも、私たち歯科医師や歯科スタッフは、ボロボロになってしまった歯を見て「どうしてここまで放置したの!」なんて絶対に思いません。

私たちがボロボロの歯を見たときに頭の中で考えているのは、ただ一つ。 「よし、この状態からどうやって噛めるようにしてあげようか?」「どうすればこの方が、また人前で思いっきり笑えるようになるだろうか?」ということです。

私たちは、いわば「お口の中の建築家であり、レスキュー隊」です。崩れかかった建物を前にして怒る大工さんはいませんよね?「腕の鳴る仕事だ、絶対に綺麗に直してやるぞ!」と燃えるだけです。

だから、恥ずかしがる必要は1ミリもありません。あなたが勇気を出して一歩を踏み出し、当院のドアを開けてくださった。その事実だけで、私たちは心から拍手を送りたい気持ちなのです。


当院に来たらどうなるの?~恐怖をなくす「お約束」~

「でも、行ったらすぐあの診察台に寝かされて、いきなり削られるんでしょ……?」

いいえ、違います! 当院では、よほどの緊急時(今まさに激痛でのたうち回っている等)を除いて、初診でいきなり歯を削るようなことは絶対にいたしません。

歯医者が怖い方にとって「何をされるかわからない」ことほど恐怖なことはありませんよね。 そこで、当院で行っている「安心のステップ」をご紹介します。

【1回目のご来院】まずはお話を聴かせてください!

① いきなり治療台には座りません!まずは「カウンセリング」から 初めてご来院いただいた日は、いきなり診療室の椅子に座っていただくことはありません。まずは、当院の優しいスタッフが、カウンセリングという形でお話をじっくりと伺います。 「いつ頃から痛いのか」「何が一番怖いのか」「どんな治療をしてほしい、あるいはしてほしくないのか」など、あなたの不安や希望を全部吐き出してください。相手は私(院長)ではなくスタッフですので、緊張せずにリラックスしてお話しいただけますよ。

② お口の中の「現状把握」(レントゲンとお写真) お話を伺った後は、今の状態を正確に知るための検査をします。レントゲン写真はもちろん、「お顔全体の写真」「お口の中の写真」を撮影させていただきます。 「えっ、顔の写真も撮るの?」と驚かれるかもしれませんが、これは治療後に「自然で美しい笑顔」を作れるようにするための大切なステップなのです。

③ 院長による「超・わかりやすい説明」&質問し放題タイム! 検査が終わったら、いよいよ私の出番です。 撮影したレントゲンやお口の中の写真を大きなモニターに映し出し、「今、あなたのお口の中で何が起きているのか」を、専門用語を使わずに、できるだけ優しく、わかりやすくご説明します。

「ここはこういう理由で虫歯になっているんですよ」 「ここはまだ大丈夫ですから安心してくださいね」

と、ご自身のお口の状況を客観的に見ていただきます。 この時間は**「質問し放題」**です。「治療期間はどれくらい?」「痛くないようにできる?」「ぶっちゃけ、費用はいくらくらいかかる?」など、どんな些細なことでも、納得いくまで何度でも聞いてくださいね。

※【もし、今日すでに激痛がある場合は…】※ 「ゆっくり説明を聞いてる余裕なんてない!今すぐこの痛みをどうにかして!」という方もご安心ください。 痛みがある場合は、その痛みを和らげるための「応急処置」を最優先で行います。お薬を出したり、噛み合わせを少し調整して痛みを逃がしたり、簡易的に歯の根っこの治療(神経の処置)をして、まずはホッと一息つける状態にいたします。

【2回目のご来院】治療の成功は「土台作り」から!

① 歯科衛生士による「プロの歯磨き指導(口腔衛生指導)」とクリーニング 2回目のご来院でも、まだ本格的な虫歯治療は始まりません(笑)。 「えー!早く治してよ!」と思われるかもしれませんが、ちょっと待ってください。

どんなに立派な家を建てても、地盤がドロドロだったらすぐに倒れてしまいますよね?歯も同じです。 お口の中の細菌(汚れ)がいっぱいの状態で無理やり被せ物をしても、すぐにまた虫歯になってしまいます。

そこで、2回目は当院自慢の歯科衛生士が登場します。 あなたのお口のプロフェッショナルとして、正しい歯ブラシの当て方や、あなたに合ったセルフケアの方法を優しくレクチャーします。そして、初歩的なクリーニングを行い、お口の中の細菌を減らして「治療が成功しやすい環境」を整えます。

② 担当医との「第2回・作戦会議」 お口の中が少し綺麗になったところで、もう一度私(担当医)とお話しします。 前回の検査結果をもとに、「こういう順番で、こんな方法で治していきましょう」という具体的な治療方針や計画をご相談し、最終決定をします。もちろん、ここでもあなたの同意がない限り、勝手に治療を進めることはありません。

【3回目のご来院】いよいよ治療スタート!

ここでようやく、本格的な治療のスタートです! この頃には、スタッフの顔やクリニックの雰囲気にも慣れ、「何をされるか分かっている」状態になっているはずです。初診の時のあの震えるような恐怖心は、きっとずいぶんと薄れていることでしょう。

治療中も、「痛かったら左手を挙げてくださいね」「少し響きますよ」と必ず声をかけながら、あなたのペースに合わせてゆっくりと進めていきますので、どうぞまな板の上の鯉になったつもりで(?)、安心して身をお任せください。


最後に。一番頑張らなければならないのは「今」です。

ここまで読んでいただき、本当にありがとうございます。

歯医者に行くために、一番エネルギーが必要なのはいつだと思いますか? それは、治療の椅子に座っている時でも、麻酔の注射を打たれる時でもありません。

一番エネルギーが必要で、一番勇気がいるのは、「今、この瞬間に歯医者に電話をかける(あるいはネット予約のボタンを押す)こと」、そして「予約した日時に、クリニックの入り口のドアを開けること」です。

その二つのハードルさえ乗り越えていただければ、あとは私たちが全力でサポートします。 あなたの不安も、痛みも、コンプレックスも、すべて私たちが受け止めます。

「何年も放置してしまった自分」を責めるのは、もう今日で終わりにしましょう。 今日が、あなたのお口の健康を取り戻す「一番早い日」です。

ボロボロでも、恥ずかしくても、全然構いません。 スタッフ一同、とびきりの笑顔で、あなたからのご連絡をお待ちしております!

とりあえず、相談だけ、お話だけでも大丈夫ですよ。 お気軽にいらしてくださいね。

魔法の装置じゃない!?話題の「インビザライン」と、絶対に失敗しないための“3つの掟”

2026年03月17日

こんにちは!いわまる歯科クリニック鎌ケ谷、院長の岩丸です。

いつも当ブログをお読みいただき、本当にありがとうございます!最近はスーパーでお買い物中に「あ、いわまる歯科の先生だ」と声をかけられるんじゃないかと、無駄にお腹を引っ込めて歩いております(笑)。実は最近、密かにシックスパックを目指して週に数回ジムで汗を流しているんですが……私の腹筋が割れるのが先か、皆様の歯並びが綺麗になるのが先か、勝負ですね!

さて、冗談はさておき。 今日は、最近インターネットやSNSでも大人気の「インビザライン(透明なマウスピース矯正)」についてお話しします。

「透明で目立たないんでしょ?」 「痛くないって聞いたけど本当?」 「ワイヤー矯正とどっちがいいの?」

患者様からも毎日のようにこんな質問をいただきます。確かにインビザラインは素晴らしい治療法ですが、決して「つけるだけで誰でもパパッと治る魔法の装置」ではありません。

今日は、インビザラインの本当のところ、ワイヤー矯正との違い、そして「何を使って治すかよりも100倍大切なこと」について、包み隠さずお話ししていきます!ぜひ、コーヒーでも飲みながらリラックスして読んでみてくださいね。


1. そもそも「インビザライン」って何?ワイヤー矯正と何が違うの?

インビザラインとは、透明で薄いプラスチック製のマウスピースを、少しずつ形を変えながら交換していくことで歯を動かす矯正治療のことです。

昔ながらの「ワイヤー矯正」は、歯に金属やセラミックのボタン(ブラケット)を接着し、そこにワイヤーを通して歯を引っ張りますよね。例えるなら、ワイヤー矯正が「電車(線路に沿って確実に進む)」なら、インビザラインは「自動運転の車(目的地に向けてGPSでルートを進む)」といったイメージです。

では、それぞれのメリットとデメリットを見ていきましょう。

【インビザラインのメリット・デメリット】

  • メリット:

    • とにかく目立たない! 近づいてマジマジと見られない限り、ほとんど気づかれません。

    • 取り外しができる! 食事や歯磨きの時は外せるので、カレーを食べても装置が黄色くなりませんし(これ、意外と重要です!)、虫歯リスクも下げられます。

    • 痛みが少ない! 少しずつ(約0.25mmずつ)歯を動かすので、ワイヤーに比べてギュッと締め付けられるような痛みが少ないです。

  • デメリット:

    • 自己管理が命! 1日20〜22時間の装着が必要です。「今日は飲み会だから外しちゃお〜」と外しっぱなしで寝落ちすると(私も月に4、5回は飲み会に行くので、そのお気持ちは痛いほど分かりますが!笑)、歯は全く動かず、治療計画が狂ってしまいます。

【ワイヤー矯正のメリット・デメリット】

  • メリット:

    • 適応範囲が広い! 抜歯を伴う大きく歯を動かすケースや、複雑な噛み合わせの治療には、やはりワイヤーの「力強さ」が有利なことが多いです。

    • サボれない!(笑) 固定されているので、ご自身の意思に関係なく24時間強制的に治療が進みます。

  • デメリット:

    • 目立ちやすい、食事が装置に挟まりやすい、歯磨きが難しく虫歯になりやすい、といった点が挙げられます。


2. ズバリ言います。「何を使うか」より「誰がどう計画するか」です!

さて、ここからが今日一番お伝えしたい、超・重要ポイントです。

インビザラインにするか、ワイヤーにするか。もちろんそれも大事な選択ですが……実は、それらは単なる「道具」に過ぎません。

高級な絵の具を買ったからといって、誰もがピカソのような絵を描けるわけではないですよね?それと同じで、「最新のマウスピースを使えば、自動的に綺麗な歯並びになる」というのは大きな誤解なのです。

矯正治療で絶対に失敗しないために最も重要なのは、治療を開始する前の「診査・診断」「治療計画の立案」です。

当院では、患者様のお口の中を拝見する際、ただ「あ、ガタガタしてますね〜、じゃあマウスピース作りましょう!」なんて軽いノリで進めることは1000%ありません(もしそんな歯医者がいたら、ダッシュで逃げてください!笑)。


3. 絶対に妥協してはいけない「3つの診査・診断」

では、きちんとした診査・診断とは具体的に何をするのでしょうか?当院では、最低でも以下の3つを徹底して行います。

  1. お顔の顔貌写真(がんぼうしゃしん)の撮影 歯並びは「お顔の一部」です。歯だけを綺麗に並べても、口元がモコっと出っ張ってしまったり、笑った時の顔のバランスが崩れてしまっては意味がありません。正面、横顔、笑顔など、様々な角度からお顔とお口のバランスを分析します。

  2. セファロ分析(頭部X線規格写真) これが無いと始まりません!頭の骨格に対する、上アゴと下アゴの大きさやズレ、歯の傾きなどをミリ単位で計測するレントゲンです。家づくりで例えるなら「地盤調査」ですね。土台(骨格)の状態を知らずに、家(歯)を建てることはできません。

  3. 3Dシミュレーション 現在の歯並びを専用のカメラでスキャンし、パソコン上で「治療後にどうなるか」を立体的にシミュレーションします。「最終的にこんな風になりますよ」というゴールを、患者様ご自身の目で見て確認していただくための大切なステップです。

そして、一番大切なのは「その分析結果と、隠れたリスクを、包み隠さず明確に説明してくれる先生のもとで治療すること」です。

「あなたの骨格だと、ここまではマウスピースで治せますが、こういうリスクがあるため、一部ワイヤーを併用した方が仕上がりが綺麗です」といったように、良いことだけでなく、難しい点やリスクも正直に語ってくれる歯科医師を選ぶことが、後悔しない矯正治療の絶対条件です。


4. 最後に…「とりあえず虫歯チェック」でも大歓迎です!

いかがでしたでしょうか? 「インビザライン、ちょっと興味あったけど、なんだか奥が深いんだな…」と思っていただけたら大成功です!

矯正治療は、時間もお金もかかる、人生を変えるような大きな決断です。だからこそ、最初のクリニック選び、そして「診査・診断」にはとことんこだわっていただきたいのです。

「矯正するかどうかは全然決めてないけど、自分の骨格や歯並びの現状を知ってみたい」 「まずは、矯正の前に虫歯や歯周病がないか診てほしい」

そんなご相談、大・大・大歓迎です! いきなり矯正の契約を迫るようなことは絶対にありません。まずは、いわまる歯科クリニック鎌ケ谷の診療室で、私とおしゃべりする感覚で気軽にお話ししませんか?

「最近、歯の黄ばみが気になって…」というクリーニングや、「そういえば何年も歯医者に行ってないな」という定期検診のついででも構いません。皆様が一生ご自身の歯で美味しく食事ができ、自信を持って笑えるように、全力でサポートさせていただきます!

それでは、クリニックでお会いできるのを楽しみにしております。 (その頃には、私のシックスパックも完成している…はずです!笑)

【親知らず抜歯が怖いあなたへ】抜く?残す?歯医者が教える「親知らず」との正しいお付き合いと、とっておきの裏技!

2026年03月13日

【親知らず抜歯が怖いあなたへ】抜く?残す?歯医者が教える「親知らず」との正しいお付き合いと、とっておきの裏技!

こんにちは!いわまる歯科クリニック鎌ケ谷の院長です。

突然ですが、皆さんは「親知らず」と聞いて、どんなイメージを思い浮かべますか?

「とにかく痛そう!」 「抜いた後、顔が四角くなるくらい腫れるんでしょ?」 「ペンチみたいな道具で、メリメリッと…ひえええ!」

はい、聞こえてきます。皆さんの心の悲鳴が(笑)。 インターネットで「親知らず 抜歯」と検索すると、なんだか恐ろしい体験談ばかりが出てきて、余計に怖くなってしまいますよね。

歯科医師である私でさえ、もし自分の口の中に厄介な親知らずがあって「明日抜きましょうね」なんて言われたら、夜も眠れなくなるくらいド緊張すると思います。歯医者だって痛いのは嫌ですし、怖いものは怖いんです。

「親知らずがたまに痛む気がするけれど、見て見ぬふりをしている」 「歯医者に行ったら、問答無用で縛り付けられて抜かれるんじゃないか」

そんな不安を抱えて、このブログにたどり着いてくださったあなた。 まずは、この記事を見つけて読んでくださって、本当にありがとうございます。

結論からお伝えします。 どうか、怖がらずに一度私たちにお口の中を見せてください。当院に来たからといって、いきなり麻酔の注射をして親知らずを引っこ抜くような乱暴なことは、絶対にいたしません。

今日は、皆さんが一番恐れている「親知らず」について、そもそも抜くべきなのか、どんな治療をするのか、そして痛みを極限まで減らす「とっておきの裏技」まで、わかりやすく、そして少しでも皆さんの気持ちがホッと軽くなるようにお話ししていきますね。 

■ 親知らずって、全部抜かなきゃダメなの?

皆さんが一番気になっているのは、「私の親知らず、抜かなきゃいけないの?」ということですよね。 実は、親知らずには大きく分けて「3つのタイプ」があります。

タイプ1:絶対に抜いたほうが良い親知らず タイプ2:そのままで良い(抜かなくて良い)親知らず タイプ3:むしろ、残しておいたほうが良い親知らず

「えっ!残しておいたほうが良い親知らずなんてあるの!?」と驚かれたかもしれません。順番に解説していきますね。

【タイプ1:絶対に抜いたほうが良い親知らず】 これは、一言でいうと「周りに迷惑をかけている不良のような親知らず」です。 ・横に向いて生えていて、手前の健康な歯をグイグイ押している ・半分だけ歯茎から顔を出していて、そこに汚れが溜まりまくっている ・すでに大きな虫歯になっている、あるいは手前の歯を虫歯にしている

これらは放置しておくと、手前の一生使わなければならない大切な歯(7番目の歯)を道連れにして、虫歯や「歯周病」を引き起こします。親知らずのせいで、手前の歯の周りの骨まで溶かしてしまう(歯周病を悪化させる)のは、本当にもったいない悲劇です。この場合は、勇気を出してお別れすることをおすすめします。

【タイプ2:そのままで良い親知らず】 ・まっすぐ綺麗に生えていて、上下の歯でしっかり噛み合っている ・歯磨きがきちんと届いていて、虫歯や歯周病になっていない

こういう「真面目で優秀な親知らず」は、無理に抜く必要はありません。奥歯としての役割を立派に果たしてくれているので、大切にお手入れして一緒に生きていきましょう。

【タイプ3:むしろ、残しておいたほうが良い親知らず】 ・完全に骨の中に深く埋まっていて、一生悪さをしそうにない ・手前の歯が将来ダメになった時に「移植」のドナーとして使える可能性がある

完全に埋まっていて何の症状もない場合は、わざわざ骨を削ってまで抜くリスクを冒す必要はありません。また、条件が合えば、他の歯を抜いたところに親知らずを「お引っ越し」させて再利用できることもあるんです。親知らず、意外と役に立つやつなんですよ!

■ 親知らずを放置すると起きる「怖い不具合」

「不良の親知らず」を放置すると、どんな悪さをするのでしょうか。 先ほどお話しした「手前の歯を虫歯や歯周病にする」という以外にも、厄介なトラブルを引き起こします。

例えば、疲れている時や寝不足の時に、親知らずの周りの歯茎がパンパンに腫れて、口が開かなくなったり、唾を飲み込むのすら痛くなったりした経験はありませんか?これを「智歯周囲炎(ちししゅういえん)」と呼びます。ひどくなると、顔の形が変わるくらい腫れ上がり、熱が出ることもあります。

また、汚れが溜まりやすいので、強烈な「口臭」の原因にもなります。どんなに高級なマウスウォッシュを使っても、根本の汚れの巣窟(親知らず)をなくさない限り、ニオイは消えません。

■ 抜歯って何をするの?当院の心強い「スペシャルゲスト」

「抜いたほうが良いのはわかったけど、やっぱり抜くのが怖い!」 そうですよね。ここで、当院の抜歯の取り組みについてご紹介します。

まず、親知らずの抜歯は、歯茎にお薬を塗ってから麻酔の注射(これもできるだけ痛くないように工夫しています)をし、歯を揺らして抜きます。横に向いている場合は、歯を少し小さく分割してから取り出します。

実は当院には、2〜3ヶ月に一度、とっても心強い味方が来てくれています。 それが「口腔外科の専門医」の先生です!

親知らずの抜歯、特に横に向いていたり、骨に埋まっていたりする難易度の高い抜歯は、いわばお口の中の「外科手術」です。当院では、この口腔外科を専門とするプロフェッショナルな先生をお呼びしているので、わざわざ遠くの大きな病院に行かなくても、慣れ親しんだ当院の診療室で、高い技術の抜歯を受けていただくことが可能です。

■ それでも怖い!難しすぎる!という方への「とっておきの裏技」

「専門の先生がやってくれるのは嬉しいけど、やっぱり起きてる状態でゴリゴリされるのは耐えられない!」 「4本全部抜かなきゃいけないらしいけど、何回も通うなんて絶対に嫌だ!」

そんなあなたに、朗報です。 専門医の先生でもクリニックの設備では難しいような、神経にとても近い危険な親知らずや、患者様自身の「恐怖心がどうしても強すぎる」といった場合は、地域の頼れる拠点病院である「鎌ケ谷総合病院」の口腔外科へ、私が責任を持ってご紹介状を書かせていただきます。

大きな病院には、クリニックにはない素晴らしい「裏技」があるんです。

裏技その1:静脈内鎮静法(じょうみゃくないちんせいほう) 点滴でお薬を入れると、うとうとと半分眠ったような、お酒に気持ちよく酔っ払ったようなフワフワした状態になります。痛みも恐怖心もほとんど感じないまま、「あれ?もう終わったんですか?」という間に抜歯が終わってしまう、魔法のような方法です。歯医者の音がトラウマという方には本当におすすめです。

裏技その2:全身麻酔で「4本一気抜き」作戦 「もう、親知らずのことなんて一生考えたくない!寝てる間に全部終わらせて!」という方に、鎌ケ谷総合病院では、全身麻酔という選択肢もあります。 完全に眠っている間に、上下左右4本の親知らずをいっぺんに抜いてしまう方法です。これなら、怖い思いをするのは1回だけで済みます。通常、3泊4日程度の入院が必要になりますが、費用も健康保険が適用されて10万円程度で済むことが多いです。有給休暇を使って、お口の中の大掃除合宿に行くような感覚ですね(笑)。

■ 【学生さん・親御さん必見】知らなきゃ損する費用の話

最後にもう一つ、とっても大切なお話をさせてください。 私自身、3人の子どもを育てる父親ですので、子育てには本当にお金がかかる!ということを、日々身に染みて感じております(笑)。

もし、あなた(あるいはお子様)がまだ高校生以下であれば、親知らずの抜歯は「今」が最大のチャンスかもしれません。 なぜなら、お住まいの自治体の「子ども医療費助成(受給券)」が使えるからです!

親知らずの抜歯は、難易度によっては数千円から、先ほどの全身麻酔のようになると数万円の費用がかかります。しかし、この受給券を使える高校生までの期間に治療を済ませてしまえば、窓口での支払いは数百円、あるいは無料になるなど、ご家庭の金銭的な負担を劇的に抑えることができるのです。

親知らずは、年齢を重ねると骨と癒着して硬くなり、抜くのがどんどん大変になっていきます。若くて骨が柔らかく、回復も早く、しかも受給券が使えて費用も抑えられる。まさに「高校生までのうちに対処してしまう」のは、医学的にも経済的にも大正解だと言えます。 お子様が「奥歯の奥が痛い」と言い出したら、ぜひ早めに連れてきてあげてくださいね。

■ 最後に。まずは「おしゃべり」しに来ませんか?

いかがでしたでしょうか。 親知らずに対するモヤモヤした恐怖心が、少しでも晴れていたら嬉しいです。

何度も言いますが、当院のドアを開けたからといって、いきなり歯を抜くことは絶対にありません。 まずはレントゲンを撮って、あなたの親知らずが「どんな顔をして、どんな向きで埋まっているのか」を一緒にモニターで見ながら、作戦会議をしましょう。

「先生、やっぱり今日は抜く勇気が出ません」 もちろんOKです!痛みがなければ、心の準備ができるまで待つことも治療のステップの一つです。

「とりあえず診てもらうだけ」で構いません。 優しいスタッフと、おしゃべり好きな院長が、あなたからのご連絡を心よりお待ちしております。 親知らずの悩み、私たちと一緒にスッキリ解決しましょう!

子どもの歯並び、いつから気にする?後悔しないための矯正治療と診査診断の大切さ

2026年03月10日

こんにちは!

いわまる歯科クリニック鎌ケ谷、院長の岩丸です。

院長プロフィール

いわまる歯科クリニック鎌ケ谷のブログでは、歯医者さんでの治療内容について、患者様からご質問を多く受ける内容について、解説しております。

いつも当院のブログをお読みいただき、本当にありがとうございます。これからも、地域の皆様、そして全国の歯の健康に関心を持つ皆様に向けて、歯科医師の視点から役立つ情報を分かりやすく発信していきたいと思います。

さて、毎日の診療の中で、親御さんから最も多く寄せられるご相談のひとつが「子どもの歯並び」についてです。

「下の前歯が少しガタガタして生えてきたけれど、様子を見ていて大丈夫?」 「矯正って、大人の歯が生え揃ってから始めるべき?」

私自身も3人の子どもを育てる父親ですので、毎日の仕上げ磨きのたびに我が子の口の中を覗き込み、「ちゃんと綺麗に生え揃うかな」と気にかける親御さんのお気持ちは痛いほどよく分かります。

そこで今回は、お子様の歯列矯正を検討されているお父様・お母様に向けて、「矯正治療を始めるベストなタイミング」や「子どものうちに始めるメリット・デメリット」、「大人になってからの矯正との違い」、そして何より大切な「治療前の診査・診断」について、じっくりとお話しさせていただきます。

少し長くなりますが、お子様の将来の笑顔のために、ぜひ最後までお付き合いください。


1. 歯列矯正は「いつ」始めれば良いのか?

結論から申し上げますと、「気になった時が、一度歯医者さんに相談するベストなタイミング」です。

一般的に、子どもの矯正治療(小児矯正)は、乳歯と永久歯が混ざって生えている時期(大体6歳〜10歳頃)に行う「第1期治療」と、永久歯が生え揃ってから(中学生以降)行う「第2期治療」に分けられます。

「大人の歯が全部生え揃うまで待った方がいいのでは?」と思われる方も多いのですが、実はそれは大きな誤解です。子どものアゴの骨は、成長期にあたる小学生の時期に大きく発達します。この**「成長の力」を利用できるのは、子どもの時期だけの特権**なのです。

だからこそ、少しでも「あれ?」と思ったら、まずは専門家である歯科医師の目を通しておくことを強くお勧めします。すぐに治療を始めなくても、「今は経過観察で大丈夫」「〇歳頃からスタートしましょう」という見通しが立つだけで、親御さんの安心感は全く違ってくるはずです。


2. 早く始めること(小児矯正)のメリット・デメリット

子どもの時期から矯正治療をスタートすることには、将来の負担を大きく減らす様々なメリットがあります。

【メリット】

  • アゴの成長をコントロールできる これが最大のメリットです。歯が並ぶための「土台(アゴの骨)」を広げたり、上下のアゴのバランスを整えたりすることができます。例えるなら、家を建てる前の土地を綺麗に整地するようなものです。

  • 将来、永久歯を抜かずに済む可能性が高まる 土台をしっかり広げておくことで、大人の歯が綺麗に並ぶスペースを確保できます。そのため、将来的に健康な永久歯を抜歯して矯正するリスクを大幅に減らすことができます。

  • お顔のバランスや輪郭が整いやすい 骨格的なアプローチができるため、口元の出っ張りや受け口などを根本から改善しやすく、自然で美しい顔立ちの成長をサポートできます。

  • コンプレックスの早期解消 多感な思春期を迎える前に歯並びを整えることで、お子様が口元を隠さず、自信を持って思い切り笑えるようになります。

【デメリット】

  • 治療期間(管理期間)が長くなる アゴの成長を見守りながら進めるため、永久歯が生え揃うまで定期的な通院と経過観察が必要になります。

  • お子様ご本人の協力が必要不可欠 小児矯正では、取り外し式の装置を使うことが多くあります。「毎日決められた時間、しっかり装置をつける」というお子様自身の頑張りと、親御さんの声かけやサポートが必要です。


3. 大人になってから始めること(成人矯正)のメリット・デメリット

では、大人になってからでは遅いのでしょうか?決してそんなことはありません。成人矯正には、大人ならではのメリットがあります。

【メリット】

  • 本人のモチベーションが高い 「歯並びを綺麗にしたい」というご自身の強い意志で始めるため、歯磨きや装置の管理など、治療に対する協力度が高く、スムーズに進行しやすいです。

  • 治療計画が立てやすい すでにアゴの成長が完了しているため、歯の動きを予測しやすく、治療のゴールや期間の目安が明確です。

【デメリット】

  • 抜歯が必要になるケースが多い アゴの骨の成長が終わっているため、歯を並べるスペースが足りない場合、健康な歯(主に小臼歯)を抜いて隙間を作る必要が出てくる確率が高くなります。

  • 歯が動く際の痛みが出やすい 大人の骨は硬く完成しているため、子どもに比べて歯を動かす際の痛みや違和感を感じやすい傾向があります。また、歯茎が下がる(歯肉退縮)リスクも子どもより高くなります。


4. 治療方法よりも圧倒的に重要な「診査・診断」

ここまで時期による違いをお話ししてきましたが、私が矯正治療において最も強くお伝えしたいのは、「どのような治療方法(装置)を選ぶかよりも、治療前の『診査・診断』が何百倍も重要である」ということです。

近年は「マウスピースを入れるだけで簡単に治る」といった広告を目にすることも増えましたが、人間の体はそんなに単純ではありません。一人ひとり、骨格も、歯の大きさも、舌の癖も、呼吸の仕方も全く異なります。

当院では、ただ歯並びの見た目だけを見ることはしません。 レントゲンや専用の機器を用いて、

  • 現在の骨格のバランスはどうなっているか

  • 今後、アゴの骨がどのように成長していくか

  • 気道(空気の通り道)の広さは十分か

  • 日常的な悪習癖(口呼吸、舌を出す癖、指しゃぶりなど)が隠れていないか

これらを徹底的に分析します。この精密な「診査・診断」があって初めて、「このお子様には、いつ、どの装置を使って、どのような順番でアプローチするのが最適か」という、オーダーメイドの治療計画という名の“設計図”が完成するのです。

見切り発車で治療を始めてしまうと、「思ったように治らない」「かえって噛み合わせが悪くなった」という後悔に繋がりかねません。的確な診断こそが、安全で確実な矯正治療の命綱なのです。


5. どのような治療方法があるの?

診査・診断に基づき、お子様の状態に合わせて最適な装置をご提案します。代表的なものをご紹介します。

  1. 拡大床(かくだいしょう) 取り外し式のアゴを広げる装置です。主に就寝時やご自宅にいる際に装着し、少しずつアゴのスペースを広げていきます。

  2. マウスピース型矯正装置(小児用) 柔らかい素材のマウスピースです。歯並びを悪くする原因となる「口呼吸」や「舌の癖」を改善しながら、お口の周りの筋肉を正しくトレーニングすることで、自然な歯列への成長を促します。

  3. ブラケット(ワイヤー矯正) 歯に直接小さな装置をつけ、ワイヤーの力で歯を動かします。部分的に歯の向きを細かく調整したい場合などに使用します。

どの装置も一長一短があります。診査・診断の結果をもとに、ご家庭のライフスタイルやお子様の性格も考慮しながら、一緒に最適な方法を見つけていきましょう。


6. おわりに 〜まずは「お話」を聞かせてください〜

いかがでしたでしょうか。少し専門的なお話もしてしまいましたが、親御さんにお伝えしたいのは「焦って決断する必要はない」ということです。

歯列矯正は時間も費用もかかる、お子様にとっても親御さんにとっても大きなプロジェクトです。だからこそ、疑問や不安をすべて解消し、心から納得した上でスタートすることが何よりも大切です。

「うちの子の歯並び、一度診てもらった方がいいのかな?」 「矯正の前に、まずはしっかり虫歯の予防をしていきたい」

そんな些細なきっかけで構いません。いわまる歯科クリニック鎌ケ谷では、無理に矯正治療をお勧めするようなことは決してありません。まずは、お子様のお口の現状を一緒に確認し、将来に向けたお話をしてみませんか?

矯正の相談はもちろん、「しばらく歯医者に行ってないから、虫歯がないか診てほしい」「正しい仕上げ磨きのコツを教えてほしい」といった検診や予防でのご来院も大歓迎です。

地域の皆様の「お口の健康の伴走者」として、当院のスタッフ一同、笑顔でお待ちしております!お子様の大切な歯を守るために、ぜひお気軽に頼ってくださいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

いわまる歯科クリニック鎌ケ谷 院長 岩丸


お子様のお口のことで気になることがありましたら、ぜひ当院のホームページからお気軽にご予約・ご相談ください。

歯並びって治した方が良いの??

2022年02月25日

こんにちは。
いわまる歯科クリニック鎌ケ谷、院長の岩丸です。

院長プロフィール

いわまる歯科クリニック鎌ケ谷のブログでは、歯医者さんでの治療内容について、患者様からご質問を多く受ける内容について、解説しております。

 

 

前回、お子様の歯並び(反対咬合)について書かせていただきました。

歯並びの治療について、もう少しお話ししてみようと思います。

歯並びの乱れ(歯列不正)には、次のようなものがあります。

①上顎前突(でっぱ)

②下顎前突(受け口、反対咬合)

③開咬

④叢生

⑤過蓋咬合(深い噛み合わせ)

などです。

歯列不正があると、将来的に自分の歯を失うリスクが、高いと言われています。

「8020」という言葉をご存じてしょうか?これは80歳で20本自分の歯がある!という状態の事です。これの「8020」の達成率が、歯列不正があると非常に低くなってしまうというデータがあるようです。

反対咬合や開咬の人で、8020を達成できている人は、ほぼいないようです。

見た目が気になることをきっかけに、歯並びの相談を受ける事がありますが、見た目の問題以上に、「自分の歯で一生噛めるか?」ということにとって、歯列不正の改善は重要なことなのです。

前回のブログで、反対咬合の治療方法の一つとして、「ムーシールド」をご紹介いたしました。「ムーシールド」は、樹脂でできたマウスピースを利用して、舌、口唇の圧をコントロールし、反対咬合の改善を目指すものです。

当院では、ムーシールドによる反対咬合の治療のほかに、固定式の拡大装置と筋機能方法を併用した方法も行っております。これは上顎に、ネジのついた装置をつけて成長を促進させる方法です。上顎の骨は、実は一個の骨ではなく、2枚の板状の骨が真ん中で軟骨を介してつながっています。その軟骨の部分を、毎日少しずつ広げて、大きくしていく方法です。(なんだか痛そうですね。。。)10歳くらいまでの、上顎の成長期に使用することで、効果が望めます。

顎の骨の成長を利用して行う矯正治療ですので、大人になってから行う矯正治療と違って、永久歯を抜歯せずに済む可能性が高まるというメリットがあります。デメリットとしては、毎日、親御さんにネジを回してもらう必要があったり、物が挟まりやすいので清掃をきっちり行なってもらう必要があったりします。

このように、歯列矯正といっても、治療方法や考え方は、さまざまです。お子様にあった治療方法を選択するお手伝いからできればと考えております。

反対咬合、受け口って治せるんですか?どんな治療をするのですか?

2022年02月22日

こんにちは。
いわまる歯科クリニック鎌ケ谷、院長の岩丸です。

院長プロフィール

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当院では、お子様の「反対咬合(受け口」についてのご相談を、多く受けます。

 

 

「反対咬合」には、きちんと治療法がございます。

 

その子が何歳くらいかによって、治療法のご提案は変わってきます。

 

そもそも反対咬合(受け口)は治した方が良いのでしょうか?

 

反対咬合は、歯列不正(歯並びの乱れ)の一種です。

歯列不正があると、将来的に自分の歯(永久歯)を失うリスクが高い事が分かっています。噛み合わせが悪いと、噛み合わせの力のかかり方が偏り、歯が割れてしまったり、虫歯や歯周病が重症化するリスクが高まるためと思われます。見た目や発音の問題以上に、その人の歯が永くもつために、歯列不正の改善は大切なのです。

 

 

当院では、反対咬合の傾向があるお子様については、改善のご希望がある場合には、なるべく早期に治療(ムーシールドの使用など)を行うのが望ましいと考えております。

 

 

乳歯列(5歳くらいまでの歯並びのこと)の時点で、反対咬合だったとしても、混合歯列〜永久歯列(6歳くらいから大人の歯並び完成まで)の間に、自然に治ってしまう場合「も」あります。そのため、「前歯が生え変わったら治るから様子を見ておいて」というアドバイスを歯科医院で受けてしまう場合があります。永久歯への生え替わりで、反対咬合が改善したら、それはめでたしめでたしです。ですが、治らなかったら、治療が必要ですね。では治療を始めましょうとなった時には、上顎の成長のピークを過ぎつつあり、反対咬合の治療に不利になってしまいます。

 

ですので、反対咬合が5歳くらいまでのお子様で見られる場合には、早期の治療介入をご提案しております。

早期の治療介入を行なっても、永久歯に生え変わった時に、反対咬合が改善していなかったり、一度治った反対咬合が、また出現してしまったりする事があります。その時には本格的な矯正治療(一期治療)の必要があります。

 

 

まとめると、反対咬合は、なるべく早く治療した方が良い。でも治療しなくても自然に治る場合もある。治療しても永久歯に生え変わった時に、治らなかったり、元に戻ってしまう場合もある。

 

 

結局どういう事なの?と思われてしまうので、よく「天気予報と傘」に例えてご説明しております。

朝出かける時に、「今日は雨が降るかもしれないから、傘を持って行って」というのが、雨は降るかもしれないし降らないかもしれません。ですが空は曇っています。そうしたら、折り畳み傘を、持って出かけますよね。雨が降ってきたら、「傘を持ってきてよかった!」と思いますが、もし雨が降らなかったとしても、「折り畳み傘なんか持ってくるんじゃなかった(涙)」とまでは思わないですよね。土砂降りになったとしたら、折り畳み傘では家まで帰れませんが、雨宿りのできる場所まで、体をあまり濡らさずにいく事ができます。

乳歯列期の反対咬合は、空が曇っている状態です。早期の治療(ムーシールドの使用など)が、折り畳み傘です。

 

歯がボロボロで、困っています。。。(涙)その② いわまる歯科クリニック鎌ケ谷 IDC鎌ヶ谷

2021年11月29日

こんにちは。
いわまる歯科クリニック鎌ケ谷、院長の岩丸です。

院長プロフィール

いわまる歯科クリニック鎌ケ谷のブログでは、歯医者さんでの治療内容について、患者様からご質問を多く受ける内容について、解説しております。

 

当院のHPでは、無料のメール相談を設けておりますが、そこには多くの方からご相談を頂きます。

その中で、多くの方が書き込まれる、私にとって予想外なフレーズがあります。

それは。。。。

 

 

『○○な状態ですが、みていただくことは可能でしょうか??』

です。

 

 

当たり前じゃないですか!可能です!診察させて頂きます!ご相談に乗ります!安心してください!(とにかく明るい岩丸)

 

 

 

どんな状態でも、その状態にあった治療方法は必ずあります。

歯に大きな穴が開いている、、、、

 

被せ物が取れたまま長年放置してしまった、、、

 

虫歯で色が変わっているとことがたくさんある、、、、

 

歯並びが乱れていて気になる。。。

 

まずはそれが一体どのような状態なのかを、

丁寧にご説明します。

 

その上で、

 

どんな治療の方法があるのかを、複数ご提案いたします。

治療回数、期間、費用は様々です。

 

診察を受けて、 検査をして、 説明を受けて、

 

それから治療を頑張って行けそうかを考えてみてください。

 

その場で治療の決断を迫られることは「絶対に」ありません。

いったん保留にしたからと言って治療をお断りすることもありませんよ!

 

説明を受けた情報をもとに

お家に帰られてからインターネットなどで、

ご自分で調べ直してみることを推奨しております。

 

問題点が見えると、不安は著しく減少します。

どうして痛いのかがわかると、

不思議と痛みすら軽減することを、私自身も経験しています。

この安心感や、痛みの軽減は、

とても重要であると私は考えています。

 

と、ここまで語ってきましたが

現在、新規患者様の予約枠が大変混み合っており、お待たせしてしまっております。申し訳ございません。

初回の診察では、患者様のお話をよく伺いつつ、レントゲン写真の撮影、お口の中の写真の撮影を行い、現在の状態と、治療の概要について丁寧にご説明いたします。そのため1時間程度のお時間を頂戴しています。まとまったお時間をいただくため、限られた人員で対応するには、1日に拝見できる患者様の数が限られてしまうのが現状です。

ご予約がなかなか空かず、診察を受けられない!という患者様のご要望にお応えするため、当院では、「その日の空席状況、キャンセル情報」をHP上のTwitterで配信いたしております。今日はたまたま時間が空いたな、と思われたら、是非チェックしてみてください。

いわまる歯科クリニック鎌ケ谷 ご予約状況

 

 

訪問歯科診療、在宅歯科診療を行っております。 いわまる歯科クリニック鎌ケ谷 IDC鎌ヶ谷

2021年11月25日

こんにちは。
いわまる歯科クリニック鎌ケ谷、院長の岩丸です。

院長プロフィール

いわまる歯科クリニック鎌ケ谷のブログでは、歯医者さんでの治療内容について、患者様からご質問を多く受ける内容について、解説しております。

いわまる歯科クリニック鎌ケ谷では、病気や、ご高齢のため、クリニックまで通院していただくことが困難な患者様のために、訪問歯科診療(在宅歯科診療)を行っております。

まずは、メール相談またはお電話で、お問い合わせくださいませ。

顎関節症って、どんな病気? いわまる歯科クリニック鎌ケ谷 IDC鎌ヶ谷

2021年09月9日

こんにちは。
いわまる歯科クリニック鎌ケ谷、院長の岩丸です。

院長プロフィール

いわまる歯科クリニック鎌ヶ谷のブログでは、歯医者さんでの治療内容について、患者様からご質問を多く受ける内容について、解説しております。

今回は、「顎関節症について」です。

 

顎関節症では、次のような症状が特長的です。

1、顎が痛い

2、口が開けられない

3、顎を動かすと音がする

 

ここまでで、「自分はそうかも?」と思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。

顎関節症が疑われる時、歯科医院にくと、どんなことをしてもらえるのか、ご紹介していきます。

まずは、診査診断!

顎の動きや、痛みの部位、いつから痛いのか?痛みや音の出方がどのように変化してきているのか?などを伺います。その上で、レントゲン写真の撮影を行い、顎の骨に異常がないかを調べます。

ここまでで、この顎の痛みや音がする事の原因が、何にあるのかを推測します。

顎の痛みや不具合の原因が何かを、よく調べて、それに基づいて治療を行う。このことが重要です。

原因によって、対処法が、何通りかあります。

まず、筋肉や靭帯に痛みがある場合。この時は、筋肉のストレッチや、痛みの緩和に必要な鎮痛剤の処方を行って、症状の緩和を測ります。

次に、顎の関節の軟骨の位置にズレがある場合。この時は、このズレを是正することが可能かを顎のストレッチを行って様子を見てみます。「円板整位運動」というストレッチです。

また、顎の関節の軟骨がズレて、引っかかってしまっていることが原因でお口が開かない場合、歯科医師の施術により、元の位置に戻すことが可能であれば、開口不能の解除を試みたり、それが難しい場合には、お口を開けるためのストレッチを行って、解決を試みます。

どの治療法が必要なのかは、実際に診察して、検査を行い、診断しないとわかりません。

かといって、歯科医院に受診したら、どんなことをしてもらえるのか?全くイメージがつかないと、いくのが不安ですよね。その不安が少しでも軽減されればと思い、今回のブログを書いてみました。

これは、顎関節症に限ったことではありませんが、どうして問題が起きたか「原因を考える」そして「原因を取り除く」そのあとで、壊れてしまったものをできるだけ身体に合った形に元どおりに戻す。ということが、「治療」において大切なことではないかと、考えております。そのため、当院では「今の状態と問題の原因を詳しく調べる検査」「状態や原因、治療方針を患者様にご理解していただくための時間」「納得していただいた上で、適切な治療をすること」を重視しております。

初診「個別」相談へのご案内

当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。ご興味がある方は下記からお問い合わせください。

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電話での「ご予約・お問い合わせ」
047-401-1410
医院の住所
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診療時間
9:00 ~ 13:00///
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